先日デイサービスの施設内で仕事していた時、もう出会って5年近くになる利用者さまが事務所に声をかけに来てくれました。
ん??何か怒っている????
その利用者さまは、事故により全失語の障害を持つ男性利用者さまです。
5年前に全く文字を読んだりできない、他者の話も聞き取れない、自分の言葉も伝えられないという辛い状況から、
仕事時代から培ってこられた持ち前の根性と努力家の性格で、5年かけてかなりの会話がジェスチャーや音の聞き取りで出来るようになってきたのです。
そんな利用者さまが、怒っているわけではなかったのですが必死に何かを伝えようとしてくれています。
僕の半袖短パンを何やら指摘しています!
僕は直接支援時はユニフォーム、そしてそれ以外の時は私服でジャケットやそれに近い格好で仕事することも多いのですが、
それでも事業所間をいつも暑い中バイクで移動することが多いので、時には半袖短パンの、大学生のみたいな恰好をすることがあります笑
(もちろん面談やそういったときにはしっかりしてますよ!笑)

不思議に思い、僕もジェスチャーや分かりやすい言葉で確認しながら尋ねてみました。
すると、

と言うのです。
さらに話してみると、その利用者さまが伝えたかったのは、
“立場が大きくなると、みんなが (自分が思っている以上に) 注目しているものだ。格好1つでもみんなは本当によく見ているのだから、少しでもしっかりした服装で居るほうが良い。態度ももっともっと威厳を出して社長らしく厳しくしなさい!”
とのことでした。
その利用者さまは元々管理職についておられ、性格も硬派で「THE 職人」!!。
自分にも部下にも見た目から成果までとっても厳しい方だったのです。
何だか、その利用者さまらしい!というか、いつも厳しいその方だからさらに説得力のある言葉だなあ、と感じ、その日からほんの少しだけ、その利用者さまの生き様をリスペクトしてみて、通所の利用者さまや職員の前でも少しだけ「社長らしさ」を出してみたりしました^^
何より、そういう風に期待を寄せて僕に伝えてくれたのがとても嬉しく、
最近直接支援に入れることが少なくなり、皆と深く接することが以前より難しくなったため寂しい思いもしていたのですが、こうやって皆ある意味 “今の自分” に関心を持ってくれていることが嬉しくなりました。
うーん、でも、僕はやっぱりクールで厳しい社長感は出せないなぁ。。。笑
と思い、すぐにいつもの自分に戻りました笑
そして、その利用者さまへのリスペクトは示しつつも、しっかり質の高い仕事が皆できるようにきちんと引き締めるところは引き締めるのが大前提でありつつも、、

と、利用者さまに謎の宣言をしてしまうのでした。。。
いつも厳しい利用者さまも笑ってずっこけていましたが、
笑顔で「それで良いよ^^」とジェスチャーしてくれたのでした^^